柿は日本の秋の味覚!舌も体も喜ぶ柿の由来と成分まとめ

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柿は秋の風物詩。柿は、日本人の秋の味覚としては代表的な果物です。

日本で古くから食され、おいしいだけでなく、健康にも役立つ成分がたっぷり入っています。

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渋柿から甘柿へ、品種改良され世界へ伝わった日本の柿

じつは、柿はもともと渋柿なので、平安の貴族たちが好んだ柿は渋柿だったということになります。
現在、富有柿や次郎柿という品種で親しまれている甘柿は、鎌倉時代に突然変異で発見された新種でした。甘柿の発祥の地は神奈川県と言われています。

甘柿は日本の特産品として江戸時代に品種改良が重ねられ、現在に至っています。

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そして柿は、日本から16世紀にヨーロッパへ伝わり、その後北米に伝わりました。
そのため、英語でもフランス語、イタリア語などでも、「柿」の発音をアルファベットで表記したkaki、caquiなどの名称が使われています。学名も「神の食べ物」を意味するdiospyrosに、日本語の「柿」を表すkakiを合わせ、Diospyros kakiという名称になっています。

中国が原産と言っても欧米に伝わったのは日本から、と言えそうですね。

なお、英語では「パーシモン」(persimmon)という呼び名もありますが、これは、もともとは北米の先住民が食べていた「アメリカガキ」という小さな品種を指す名称で、日本の柿とは違うものでした。

果物随一の柿の栄養価

日本ではなじみ深い柿は、こうして世界に広がり、現在では世界各地で高級フルーツとして扱われ、年々消費量が増えています。その理由は、もちろん甘くておいしいから。

でも、柿が世界中で愛されるには、そのすぐれた成分も見逃せない理由のひとつです。

柿の栄養は、ビタミンC、カロチン、カリウム、タンニンに特徴があり、どの成分も果物の中で含有量が多く、普段の健康管理にも美容にも役立つすぐれものです。その柿の効能をピックアップしてみましょう。

柿のビタミンCはレモンの6倍!

ビタミンCは、柿1個でレモンの約6倍の含有量があると言われますが、はたして本当でしょうか?少し詳しく、柿の成分を調べてみましょう。

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甘柿100グラムあたりのビタミンC含有量は70ミリグラムです。柿1個が約150グラムとすると、柿1個では、ビタミンCが約105グラムになります。

一方、レモンは、100グラムあたりのビタミンC含有量は100ミリグラムです。

でも、レモンは1個まるごと食べられないので、1個をしぼり汁にすると約20グラムになり、そうするとレモン1個のビタミンCは、約20グラムになります。

ビタミンCを比べると、大きめの柿1個で120グラム、レモン1個のしぼり汁で20グラムとなり、柿はレモンの約6倍、と言えるのですね。

ビタミンCの1日の必要量とされる100mgは、柿1個で十分とれることになります。

柿の効能でアンチエイジング

柿の成分はどれも美容に効果抜群です。柿に豊富に含まれるビタミンCは、コラーゲンの合成を助けます。柿でビタミンCを十分にとることで、若々しいお肌を保つことができるでしょう!

詳しくはこちら → 知られざる柿の有効成分・・・美容やダイエットにも効果が高い果物

柿には、カリウムも豊富です。カリウムは、体の中の不要な塩分を排出してくれるので、むくみの改善に効果があります。

柿のオレンジ色の由来であるβカロチンと、赤ワインに豊富に含まれることで知られるポリフェノールもたっぷりです。βカロチンとポリフェノールは、抗酸化作用が高いので、お肌はもちろんのこと、胃腸の健康にも効果があります。

詳しくはこちら → 赤ワインの20倍!?驚くべき「柿タンニン」のポリフェノール効果

胃腸のはたらきを整えることで、体の中から若返ることにもなるでしょう。
柿の渋みのもとであるタンニンは、抗酸化作用のほかに脂肪燃焼効果もあります。

また、脂肪を効率的に燃焼してくれるのでダイエットには欠かせません。

二日酔いは柿で解消!

柿の効能として、昔から「二日酔いには柿」と言われており、お酒の悪酔いや二日酔いに効くという効果があります。これは、お酒を飲む前に食べても良いですし、翌日、気分が悪くなってから食べても効き目があります。

アルコールの悪酔いの原因となるアセトアルデヒドという有害物質がありますが、柿に含まれるビタミンCとタンニンがアセトアルデヒドと結びつき、同じく柿の成分であるカリウムの利尿作用で体外に排出してくれるのです。

このように、長い間日本人に親しまれてきた柿は、おいしさだけでなく、すぐれた効能でも人々の役に立ってきたわけですね。今後は世界にその味が広まり、世界中の人々に愛され続けていくことでしょう。

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