あまり知られていない柿の色々な品種

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スーパーなどではただ単に「柿」として売られていますが、柿にも様々な種類があります。

富有(ふゆう)

これこそ柿のなかでは代表な品種で、生産量は全体の過半数を占めるほどです。10月下旬ごろから市場に出回ります。

果肉が軟らかくて果汁も多く、甘味が強く非常においしいとされます。形は丸みを帯びており、果皮は一般的な橙色です。日持ちがいいことでも知られます。

原産は岐阜県で、1857年から栽培されています。

松本(まつもと)

上記の「富有」の枝変わり種で、1935年に京都の松本さんが発見したことからこのように名づけられました。食べごろ浮遊より少し早い10月下旬です。

サイズは250gほどで、味わいは富有に似ています。果肉は富有よりは固いものの柔らかめとなっています。

西村(にしむら)

外観は「富有」に似ていますが完全甘柿ではなく不完全甘柿です。支部が抜けていない者は渋抜きをしてから出荷となります。出荷時期は9月中旬ごろです。

1960年に滋賀県大津市の西村さんの柿園で発見されたため、この名前が付けられました。

200~300gくらいのサイズで、当然甘みは富有に比べて控えめで果肉も固めです。果肉に黒い斑点が入ると甘くなった証拠です。

太秋(たいしゅう)

完全甘柿で、1994年に誕生した柿です。収穫時期は10月中旬ごろです。

果汁が多く、甘みも強いことで人気があります。さくさくとした独特の食感が特徴的です。

花御所(はなごしょ)

収穫時期は11月下旬と他の柿に比べて遅いです。主な生産地は鳥取です。

丸みを帯びた形は富有に似ています。甘味が強く、果汁も多いです。また、果肉がきめ細やかで上品な柿です。

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