柿の木の剪定方法と選定する3つの理由まとめ

剪定(せんてい)とは、枝を切ること。剪定は樹の成長を妨げる枝を切る他、樹木全体の形を整えるためにも行います。

剪定を行う3つの理由

理由1

適当に枝を剪定してやらないと、葉が茂りすぎるために実が就きにくくなったり、または逆に実がつきすぎたりするためです。

理由2

剪定を怠ると日当たりや風通しが悪くなるため、病気や害虫のリスクが増えるためです。

理由3

柿の実はなりすぎると、その翌年は実があまりならないため、剪定を行う事で木全体でできる実の量を調節します。

剪定の時期

剪定の時期は、11月~3月に行います。

これは、柿の木が葉を落として休眠状態になった時期に剪定を行うためです。これ以外の時期に剪定を行うと、樹勢を落とすことになり、実の付き方に影響します。逆に観賞用として樹勢を落として全体をコンパクトにしたいならば、葉の茂っている時期が剪定に適した時期となります。

剪定道具には、剪定バサミとノコギリを用います。細い枝は剪定バサミで入り、太い枝はノコギリで切ります。

実際の剪定手順

1、剪定後、どのような樹に仕上げるかをイメージする(果実を収穫したり、樹の手入れをするために都合のいいように仕上がるイメージをしましょう)。

2、幹に向かって延びた枝を切る。

3、同じ方向に平行に伸びた枝のどちらかを切る。

4、上に向かって伸びた枝を切る(高くて収穫できなくなります)。

5、密集している枝や、同じ所から何本も枝分かれしている枝を切る(これを放置すると、茂りすぎて日光を妨げます。また、枝が成長して実を傷つけることもあります)。

この順番で切っていけば大きな間違いをすることはないでしょう。

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